投資を始めてみたい方や株式投資に興味あるけれど、そこまでリスクを取りたくない初心者の方には単元未満株取引がおすすめです。
2024年から新NISAが始まるけど、株式投資って損しないのか気になる方も多いと思います。
単元未満株取引は、投資初心者で資金が少なくても分散投資することができます。
投資の格言に「卵は一つのかごに盛るな」というのがあります。
卵を一つのかごに盛ると、そのかごを落とした時に全て割れてしまうが、複数のかごに盛れば一つのかごを落としても、他のかごは割れないという意味です。
投資も同じで、一つの株を買うのではなく、複数の銘柄を買って分散することが大切だということです。
最近、SBI証券・楽天証券で取引手数料無料化になってきたり、2024年から新NISAが始まることから単元未満株取引も注目されています。
SBI証券では「S株」と呼ばれており、楽天証券では「かぶミニ」と呼ばれています。
この記事を読むと下記のことがわかります。
- 単元未満株取引とは何か
- なぜ単元未満株取引は低リスクなのか
- なぜ単元未満株取引がおすすめなのか
- 単元未満株取引の始め方
単元未満株取引とは
単元未満株とは
まず日本株を取引するためには、単元でしか取引できません。
日本株の単元は、「100株」です。
単純に株価1,000円の日本株を買おうとすると1,000×100=100,000円必要です。
初心者の方はできるだけリスクを分散する方がいいと思いますので、何銘柄かに分けて購入する必要があります。
仮に株価1,000円の銘柄を10銘柄買いたい場合、100,000円×10銘柄=1,000,000円必要になります。
単元未満株取引とは、1銘柄から購入できるサービスとなっていますので、資金が少ない初心者の方でもリスクを分散して株取引ができます。
ちなみに、2024年から始まる新NISAでも買うことができます。
手数料について
SBI証券のS株では、2023年10月から「ゼロ革命」と題して、日本株式取引の手数料が無料となっています。(詳しい設定方法はこちらで説明しています)
これは単元未満株取引も対象となっています。
約定時間について
単元未満株取引を行うにあたって、注意しなければいけないのが約定時間です。
単元株の取引のように、リアルタイムで取引をすることができません。
S株のルールは以下の通りです。
(引用:SBI証券公式サイト)
サラリーマンなどの兼業投資家の方は、ずっと株を見ているわけにはいかないと思いますので、約定時間が決まっていると株価を気にせず割り切れると思います。
単元未満株取引がおすすめな理由
少額で取引できる
先述しましたが、単元未満株は1株から取引できるので少額から取引できます。
人気株で株価が高くなってしまっても、単元未満株なら取引することができます。
また、配当も株数に応じて受け取ることができるので、少しずつ積み立てるのもいいかと思います。
1株でも株主優待をもらえる株もありますので、調べてみるのもいいかと思います。
例えば、上新電機株式会社(8173)では9月権利日に1株以上保有していれば、5,000円分の割引券がもらえます。
(引用:上新電機株式会社公式サイト)
時間分散できる
株価はプロでも将来を予測することができません。
リーマンショックやコロナショックのように突然大暴落することもあります。
ですので、ドルコスト平均法で1株ずつ積み立てて最大限リスクを低減することもできます。
初心者ですと、単元株で高値つかみしてしまう可能性が高いと思いますので、リスクを減らすことはとても重要です。
単元化することもできる
単元未満株を買い続けた結果、100株になると単元化されます。
単元化されれば、100株を一回買ったことと同じになるので、リアルタイムで取引することができます。
私のおすすめのやり方は、ドルコスト平均法で少しずつ株を買い集めて、自分の利益確定ラインまで上がってきたら、残りの株を買って単元化し、利益確定するという方法です。
まとめ
- 投資初心者には単元未満株(S株)がおすすめ
- 取引手数料は無料
- リアルタイムでは取引できない
- ドルコスト平均法でリスク分散できる
- 単元化することもできる
私自身、株式取引を始めたばかりの頃は、利益確定も損切りも上手くいかず、損をすることも多くありました。
それでもあきらめず、試行錯誤を繰り返しながら今のやり方にたどり着きました。
株式取引は、大きく負けないことが一番大事だと思っているので、初心者のうちはこのやり方でリスク分散するのがよいかと思います。
少しでも皆さんのお役に立てれば何よりです。
では。